song【夢のあとに/フォーレ】
言わずと知れた、あまりにも耽美なクラシックの名曲。先日、とある場所でテレビを見ていたら、ちょっとソフィア・ローレン似の有名な外人女性チェリストが眉間に深く皺寄せまくって弾いていて、聴こえてきたその美しいメロディに、いつのまにか身動きできないほどしっかと聞き入ってしまっていた。夢のあとに…それ意外のタイトルは思い浮かばないほどのドンピシャのタイトル。夢のあとに…ただしらじらと広がるばかりの冷酷な現実と、やるせなくほのかに甘くせつない余韻も少しだけ、そんな曲。ただただ唸ってしまう。クラシックには、なかなかにあなどれない曲が多くて、件の「ジュピター」然り。「ダッタン人の踊り」「別れの曲」「雨だれ」「白鳥」「家路」などなどキリがない。下手な癒し系など、足元にも及ばなかったりするのである。ショパンは屈指のメロディメーカーで覚えやすく抜きん出ているが、他の作曲家もなかなか。部屋で流すと眠くなるのがたまにキズ、って、それが癒されている何よりの証拠でしょう。 |